2016. 03. 17

帽子についてのよもやま話


季節によっても素材や作り方・見え方も違う奥の深いアイテムのひとつ「帽子」
一口に帽子と言っても多種多様。
今回は、来週の「初夏の帽子オーダー会」に合わせて
帽子(ハット)についてのお話を少し。



日本のみならず世界中で
あらゆるジャンルの材料や作り手がどんどん少なくなっている今、
帽子に使用する素材も例外なく希少との事。


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手前のチャコールグレーの帽子は
パラブンタール(パリバンタル)という素材を使用
この素材は、
夏帽体(帽体とは型入帽子用材料の事)のなかで最高級の素材で、
型入れが難しく熟練の技術が要求される究極の素材
タリポットヤシの開いていない葉の茎からとった細かい繊維で編んだ帽体は、
弾力性に富み、型くずれしにくくとても軽く独特の光沢感が特徴
最近は、帽体を編む職人が減ってきているうえ、
2〜3ヶ月に1個しか編めないといわている希少な素材。
現在は生産されておらず上質なものが手に入りにくくなっているのが現状のよう。

他に「シゾール(Sisal)というマニラ麻の一種の繊維を細かく編み込んだ帽体で
光沢感がある高級素材や
また、パナマソウの葉を細く裂いた紐で編まれたいわゆる「パナマ」も
南米エクアドル産の上質なものなど、
本当に素敵なものが失われつつあるのが切ない。
そして木型を作る職人や、
型入れができる職人も少なくなってきて。。

写真 3.JPG


職人の手で丁寧に繊細に編まれた素材を
やはり、職人の手で木型から一点ずつ型入れして
美しいシルエットに仕上げていく。
ひとつひとつの工程を人の手によって形作られる様を
これからも見ることができるように
ほんの少しずつでも進んでいけたらと願います。




「季節のコーディネートを楽しむ・
 S+kiki 初夏の帽子オーダー会と羽織る布たち」


     3月23日(水)〜3月27日(日)


写真 1.JPG


 初夏の日差しの中を
 自然に 心地よく

 軽やかに帽子とストールで遊ぶ


写真 2.JPG


素材を生かし、つばの幅や角度もミリ単位で選ぶ。
無駄なものをそぎ落とした美しいシルエットは
卓越した技術が無ければ表現できません。
シゾール・パナマ・パラブンタールなど
希少な高級素材を使いすべて手仕事で生み出されるその美しい帽子を
自分スタイルのアクセントにしてみてはいかがでしょう。
春から初夏にかけて心地よい軽やかなストールも揃います。

また、24日(木)には、S+kiki(エスキキ)の庄司喜美代さんが在店され、
その方に合わせたサイズ・バランス・デザインなど
細かな点をご相談いただき、ご自分だけのマイ・ハットをお作りいただけます。

日差しが眩しくなる初夏に向けて
スタイルある帽子と軽やかな布との遊び心あるコーディネートを
お楽しみいただけたら幸いです。


【プロフィール】
S+kiki (エスキキ)/ 庄司 喜美代 http://s-kiki.jp
☆オートモード(モディストが型から独自に作る技術の帽子)を中心に

自然体で素適に生きることを選ぶ人のための帽子ブランド。
一つ一つ手作業で作られるそのシルエットはシンプルで美しいフォルムを持つ。
シックな中にも遊び心のあるスタイルが特徴

☆デザイン学校卒業後 パリに渡り、
Ecole de la chambre syndicale de la couture parisienne(パリオートクチュール学校) 卒業。
パリ時代、趣味で始めた帽子をきっかけに
オートクチュール帽子デザイナーJean BARTHET(ジャンバルテ)に出会い、
3年間 Jean BARTHETのもとでヨーロッパのセレブ向けにオートクチュールの帽子の仕事をする。
7年間のパリの生活を終え帰国後
S+KiKi(エスキキ)を立ち上げる



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posted by itonosaki at 20:34 | 日記