遅れて届いたこの布

言葉では言い表せない風合いと表情


手紡ぎ木綿の糸の柔らかさ
藍と五倍子の色が程よく混ざりあう崩しの織り
力があるのに頑張り過ぎてないザクっとしたこの感じ

古希を過ぎて尚
みずみずしい織りを追求してやまず
触れて愛でているだけで幸せな気持ちにさせてくれる癒しの織物
これはかならず実際に触って確かめてほしいですね

☆土佐手縞「算崩し」座布団用布 :福永世紀子
後半13日から、また新しいお品モノが届きます。
まだこちらでご紹介できていないモノも。
この機会にぜひ。
【丹波布】
江戸末期〜明治初期まで現在の丹波市で、織られていた木綿の手紡ぎ手織の布
経糸に太い手紡ぎの木綿糸を使い、素朴な柄と草木染の風合い、木綿特有の糸味、
緯糸に絹の手紡ぎのつまみ糸をほんの少し入れ交織された美しい用の美の布
一度は廃れかけたものを柳宗悦が発見、あらためて見直されて復元され織られるようになる
【プロフィール・福永世紀子】
1941年高知生まれ
綴織りの人間国宝細見華岳氏に師事。のち「丹波布」に出会い丹波布の復元に取り組む。
独自のデザインから生まれる「土佐手縞」として、今も日々ゆるやかに糸を紡ぎ、織られています。
6枚綜絖、8枚綜絖の組織織りを中心に平織りなどの日々織りを追求。
「小粋に・木綿好み」
3月8日(金) – 3月17日(日)
春一番に
丹波布に魅了され自然の素材を愛おしみながら、
見て心落ち着き、触れて心地よい織りを追求してやまない
土佐手縞の福永世紀子さんの木綿帯を中心に
小粋でスマートな木綿帯スタイルをイトノサキ的にご紹介
これからの季節を織りの風合いとともに楽しんでいただけましたら幸いです。
【お品モノ】
木綿帯(丹波布/八寸・半幅・九寸)・木綿帯いろいろ・御召・三才山紬・春小物
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